クイーン エリザベス/イエロー……

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クイーン エリザベス Queen Elizabeth

作出:1954年/アメリカ
樹形:大型・半直立性ブッシュ(高さ150以上)
花期:中咲き・繰り返し咲き
花径:中大輪
交配:Charlotte Armstrong×Floradora

 

強健種として名高い品種。背が高くなりがちなので、冬季剪定では情け容赦なくガッツリ切り詰めます。注意が必要なのはまさにそれだけ。  
なのでかえってオシャレなロザリアンの方々には「今更…」と思われてそうな・・・ですがこれ、いいです、ホントに。ゆるやかな巻きの花は長くカップを保ちますし、色も飽きの来ない優しくて明るいピンクだし、グランティフローラだけあって花期長いし。庭の背景や奥のほうに配しておけば、シーズン中はずっと安定した美観を保ってくれます。

 

そして⇩が、イエロークイーンエリザベス。
枝変わりなので性質はほぼ同じはずなんですけど、花径は一回りくらい小さいです。花弁数も少ないかな。ほんのちょっとの違いなんですけど、そんな訳なのでコレに元品種と同レベルの美しさを求めるとかなり厳しい、というのが実感。ほんの小さな違いなんですけどね。この小さな違いこそが、そのバラを美しいと感じるか否かの分岐点になってる。
まぁ実際、作出当時はともかく今はこれと同程度の強健さを有した上に、もっと大輪だったり多花性だったり、しかも色鮮やかで芳香まである黄バラが続々と発表されてるのが現状なので・・・・うちでは長らく背景用として植えてたんですが、もう、いいかな、と。様子見してたソレイユ ヴァルデカルが漸くいい感じになってきたんで、そっちに乗り換えることにしました。

赤いのはリンダキャンベル