ブラッシュ ノワゼット

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ブラッシュ ノワゼット  Blush Noisette

作出:1814年/アメリカ
樹形:シュラブ(樹高120×幅100くらい)
花期:遅咲(繰り返し咲き)
花径:小輪
交配:Champneys’ Pink Cluster(Rosa moschata Herrm × Parsons’ Pink China )の枝変わり

 

う~~ん・・・・耐寒性がまったくない訳ではありませんが、たまにやらかしてます。夏以降シュラブ化してモシャモシャと良く茂り、そして良く咲いてるにもかかわらず(後述の事情により当地では一番花より2番花以降のほうがキレイという)翌春に根元近くまで冬枯れしてたことが何度かありまして。まぁ、株自体にまでダメージが及んでる訳ではなさそうで、切り戻せば切り戻したなりに芽吹くのでその辺は構わないんですけれど、それよりも重大な問題が。ボーリング。当地でこのバラが咲くのは梅雨ド真ん中。するとですね、⇧ほどの大量なつぼみが殆どすべて⇩の状態になることがある。画面中央左寄りの、薄茶色くなってるつぼみがそう。画像では数個程度に見えますが、それは庭主がせっせせっせと摘み取ってるから。こんだけの量があるんだから、お天気さえあがれば幾らかは綺麗に咲くだろうとせっせせっせ・・・けれど何しろ梅雨時期なんです。摘んでも摘んでも摘んだ側から次々にボーリングしていく・・・・・まともに咲くことのほうが最早マレな有様で、⇧の状態でほぼマックス。ついでにそんな労苦が何気に写ってるのが⇩
正直疲れます。通りかかると愛でる気持ちより先に「…またかよ」って思う(-_-;)
要するに『夢見るように繊細な花弁』とは、裏を返せば『雨痛みしやすい』という身も蓋もない現実に変換される訳なのでした・・・
それと、コガネムシはこの手のバラを好みます。私がコガネムシでもこの花にすると思う(笑)。柔らかく重なり合った花弁はもぐり込みやすそうだし、おいしそうな香りはするし・・・ドンピシャだ。開花が羽化の時期とも重なることも大きいですね。コガネムシは梅雨明けの夏空一番で出現するみたいなので(;’∀’)

・・・・あ、でも上記の通り、2番花以降はかえっていいんですヨ。梅雨明けしていっそ夏になっちゃったほうが花も樹もすこやかに元気。ってことはやっぱり当地では機嫌取るのがメンド―な方ってことなのでしょう。。。

 

・・・・・とかなんとか言った途端に、
記録的な暖冬だった年のシーズン、奇跡的にお天気の塩梅にも恵まれた結果が⇧⇩ 今後これ以上の咲きっぷりには匆々お目にかかれないだろうということでww