ヘレナ ルネッサンス

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ヘレナ ルネッサンス Helena Renaissance

作出:1997年/デンマーク
樹形:直立性ブッシュ(樹高140㎝位で、樹姿は細枝のHT)
花期:中咲・返り咲き
花径:中大輪
備考:ポールセンによるルネッサンスシリーズのひとつ

 

相変わらずカメラの腕がヘボすぎてこのバラの色を上手く撮れない。パールホワイトといっていいほど淡いピンク。透明感のある清廉な美女。棘も殆どなく、限られたスペースでバラを愉しむならうってつけのコ。
うちにあるルネッサンスシリーズはどれもほっそりとした樹形で、エレガントな樹姿の雰囲気通りに枝も細め。にもかかわらず開花期の降雨でステムが撓んで手を煩わされた覚えもあんまりなくて(いくらか首を傾げることはありますが)・・・丈夫で健やかでお利口さんな、ほんとイイ子達だと思います。・・・クッ・・・・どこの白バラだよ・・・・んでも、雨に濡れてなお凛と咲き立つ姿をごらんいただければと。一緒に咲いてるのは最早うちの庭に自生しているヤナギラン。
耐寒性については・・・・ん~・・・・上記した通りHT系で嫋やかな細身なんで一見そうとは思えないんですが、ケッコー強いほうだと認識してます。とはいえ数年に一度の大寒波襲来!とかの場合は他のHT同様・・・ってところですかね。実際2021年酷冬越えの春はかなりのダメージでした。勿論それでもこうして長らく生き延びてる訳ですから基本丈夫な品種であることは間違いないんですけれど。ただまぁそういう訳なので、うちより寒い地域での栽培なら冬囲いすることをおススメしておきます。 ところで大変今更なんですが、2022秋、⇧の場所から移植。うちはヨッポドの事情が無い限り10年以上根付いてる株を移動することはないんだけど(バラと庭主双方にとって適宜な定植地さえ見つかればそれでいいので)今件は・・・・良く言えばヘッドハンティング。悪く言えば・・・・とんだトバッチリ(笑)。全然関係ないトコロの植栽変更でちょっとした穴が空きまして、そこに何を植えるべきか散々悩みこんでいる時にふと、そっと佇むこの方が視界に入ってきてしまった訳デスヨ。この方のスペックは冒頭に記した通り。であれば議案の場所にはこの方こそが適任。そして改めて考えてみれば、今いるこの場所はこの方にとってちと野趣が勝ちすぎてるきらいが・・・・・だったら!という経緯にて。
ちなみにヘレナの後継にはこの方によく似た御顔をもつコルデス品種を(笑)。今春ついつい購入してバックヤード栽培してたのはいいんだけど、満員御礼状態のこの庭のドコに捻じ込むべきか非っ常ぉ~~~に悩んでたヤツ。単純に考えるなら先述した穴にそれを投入すれば解決なんだけど、先々のことを考えたら・・・・そこじゃムリ。だってそのコはきっとおそらく、丁度うちのシンデレラみたいなムッキムキのシュラブに育つ。。。一方このヘレナ跡地であれば相当にワイルド&タフな樹姿に育ってもそれはそれで「望むトコロじゃ!」ってな感じですので。
何事も煮詰めれば煮詰めたなりにそれなりの落しどころが見つけられるってお話でしたww