マイカイ 玫瑰

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マイカイ(玫瑰)

作出:中国
樹形:半直立性シュラブ(2Mくらい)
花期:早咲・返り咲き
花径:中大輪
備考:玫は美しい赤、瑰は珠。『赤く美しい実が実るバラ』と言う意味で、本来はハマナスの呼称。但しマイカイがハマナスの交配種なのか野生種なのかはイマイチ不明みたい。しかも現在の中国では系統の区別なく単にバラを指して玫瑰ということも多いとか。(四季咲きモダンローズはその性質を齎したRosa chinensis由来なので月季と呼ばれるのが筋なんだけど今やゴチャマゼらしい・・・こ~ゆ~のは古今東西一緒ですネww)
で、マイカイ(玫瑰)=食香バラは何種類かあるみたいですが(ネットの画像検索でも混在が確認出来ます)うちのはおそらく  “紫枝(ズズ)”  冬季の枝が赤紫であることに由来。確かに冬場はサンゴミズキみたいに見えます。

 

庭のハイシーズン到来を告げるバラ。高い耐寒性や花期花容など、ハマナスとの共通点は多いですが、立性の枝振りは棘が少なくスラリとしていて扱いやすく、花の無い時期でも優しげで上品な樹姿です。殆ど無剪定でもOK。腰高になり過ぎたら古幹を大きく切り戻して仕立て直し。あとは、ほぼほぼ放任してても自力で自然にそれなりな姿でいてくれるお利口さん。但し開花時には全体的に開帳しますので、樹高は180㎝以下に収めておいたほうが美しいです。強健で扱いやすく信頼してるので、庭に3株程点在しています。   

 マイカイ 玫瑰 紫枝 食香バラ

マイカイ 玫瑰 紫枝 食香バラマイカイの右隣のカラス葉はロサグラウカ。手前の黄色は斑入り山吹。斑の入らない普通の山吹より花期が遅く、花も葉も細かく、枝振りも繊細。樹高1Mちょい位のシュラブです。マイカイ 玫瑰 紫枝 食香バラで、花容についてなんですけれども、うちでは基本いつも⇧⇩な感じで咲いてるんですが、


⇩⇩な年もありました。完璧にロゼッタ。しかもボタンアイまで覗いてないかい? 理由は解んないです。心当たりは・・・・厳冬? いえ、たまぁ~に暖冬で花弁数が増えるタイプの方はいまして、その理屈はなんとなく察してはいるんですけれども、酷冬越えにてロゼッタになるなんて意味が分からん。。。

しっかし超絶美しいな・・・・・・ でも多分これはスペシャル。きっとご本人にしか解からない、なんか特別イイコトがあったんだと思う。

 

【秋バラ・紅葉】

個人的には一押し。もしかしたら色鮮やかさにはちょい欠けるかもしれませんが(原種系のバラの中にも真紅に染まるものもありますし)でもマイカイは繊細にして気品あるいろどり。加えて紫枝(ズズ)という品種通り赤みのある枝とその枝ぶりもいい。庭木として見ても、通年で美しいバラだと思っています。

このヒップは多分2番花以降のじゃないかな。いいアクセントです♪