ローズ うらら(木立&つる)

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ローズ うらら

作出:1995年/京成バラ園芸
樹形:小型・横張性ブッシュ(高さ70㎝以下)
花期:若干早咲
花径:中輪
交配:未発表(FL)×Minuette
備考:ブッシュタイプ(繰り返し咲き)とつるタイプ(返り咲き)があります。花は同じ

 

まずはブッシュ(木立)タイプ。
ショッキングピンクと表現される鮮やかな発色。これぞバラ色!と言わんばかりな。花付がとても良くて回転も早く、次々と花房があがるので大きくなってる暇がないww

ローズ うらら
⇧の奥の黒いのはジャーマンアイリス
ローズ うらら標準的なフロリバンダよりかなりコンパクトにまとまります。ブッシュ(花束)樹形というより小型シュラブ(こんもり)樹形にみえるほどの花付。
当庭では周囲のバラとのボリューム(樹のサイズ感)を合わせる為に、二株並べて植えてます。⇩の手前が後から植えた、まだ若株のほう。⇧のピンクの小花はフウロソウ(ゲラニウム)の何某。お花は可愛いんだけど花期に立ち上がってはしゃぐタイプなので、株が乱れても景観には極力影響しないような場所が定位置。
⇧⇩奥やら端やらに写り込んでるのは斑入りタニウツギのフロリダバリエガータ。ローズ うらら⇧の奥の濃いローズレッドはパーマネントウェーブ。で、この時うららの右側に生えてるユリが咲くと⇩になる。この時うららはすでに三番花。 ユリはピンクパレス。
ちなみに二番花の時は⇩の左端。
ローズ うらら
って・・・あれ? それとも一番花の咲き残り・・・か?・・・・す、すみません!もうよく解んないや! 兎も角こんな感じでまさしく次々咲いてる!ということで(おい) 
まぁでもこうして画像を並べてみてつくづく思いましたけど、他の早咲きバラ群としてジャーマンアイリスやらハイブリッドピオニーやらにご挨拶し、そのまま中咲バラ群と御一緒したあと当然の如く遅咲きバラ群とも咲き競い、更には何食わぬ顔でユリとコラボってる、なんて・・・・もっすごいバイタリティー。。。頭が下がります(^_^;)

ところで【耐寒性について】を補記しときます。
うちではこのうららとのお付き合いは早20年近くになります。が、今の今まで明らかな凍害を被った覚えは一度もありません。でした、が・・・・酷冬越えの2021年の春、ケッコー派手にやらかしました。撤収宣告を下すほどでは無かったにしろ、特に二株並べているうちの古いほうが相当可哀そうな状態に。秋ごろには何とか持ち直してましたけど、うちよりも極寒の地で栽培なさるとしたら、冬囲いはしたほうがいいコなのかもしれません。詳しくはカクテルをご参考に。
只さ・・・・ワリと最近植え付けたつるうらら(数年未満)は、殆どダメージなかったんだよね・・・
ってことはだよ。より古枝になればなるほど凍害のダメージを被りやすいってこと? とはいえうららの場合、比較的古枝であっても元気に花を咲かせるもんで、古いからってだけの理由で強剪定かけるのはちょっと・・・・加えてそもそもにコンパクトだから出来るだけ樹高を保ちたいって事情もある。なので・・・・・・ん~~~、難しいトコロです。。。。とりあえず今回強制的に更新された状態になったんで、ひとまずそれでヨシとするか。(キホン成り行きまかせのヒト)
ちなみにその翌年は無事通常運転ww⇧⇩

 

で、ここからはつるタイプ


もちろん花容や花色、そして一番花の咲くタイミングなんかはまったく同じなんですが(⇩サンショウバラを背負ってる)

見て!このボリューム! 素晴らしいっ☆彡

購入時に知り得た情報としては、『ポール仕立てにして真っすぐ縦に誘引しても上から下までバランスよく咲く』とのこと。なので「・・・ぉおっとぉ? ってことはうちのつるアイスバーグ的な扱いも出来るってコトじゃね!?」とか勝手に見込んで数年ほど見守り栽培してたんですけれども、漸くその解答が出たモヨウw
まるで薔薇色の海。もちろん棘が少なくしなやかな枝ぶりなので非常に誘引しやすいツルバラであることは確かですが、ご覧の通りで自然樹形を生かしたシュラブローズ扱いも可能ってコトです。だから私感としては『木立の枝変わりでつるバラになった』んじゃなく『ブッシュタイプから生まれたシュラブタイプ』って感じ。まぁ勿論これはあくまで私個人の捉え方ですけれども(詳細は【自然樹形でバラを育てる】にて)

ただ実際的な話として、これだけの超多花性でしなやかな枝質となれば若干のサポートは必要かも(⇧にもちょいちょい写ってますね) とはいえ「つるバラだから誘引しなきゃ!」っていう義務感はゼンゼンw うちはあくまで『ラクして見栄え良く♪』がモットーなので(笑)。

ちなみに秋もかなり返り咲いてました。つるアイスバーグよりは断然多かったです。来期はそれもご紹介出来るかと。

 

【秋バラ】


ま、とりあえず⇧⇩は木立ちのほう。発色の鮮やかさには凄みすら感じます。