オーナー ドゥ バルザック

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オーナー ドゥ バルザック Honore de Balzac

作出:1994年/メイアン(仏)
樹形:半横張性ブッシュ(HT・樹高140㎝位)
花期:遅咲・繰り返し
花径:大輪
交配:(Marion Foster × Ave Maria)× Lancôme
備考:太枝性で(棘も御立派!)グィッと物凄い力強さで立ち上がるHTなので、うちでは縦方向への伸びのイメージからずっと半直立くらいな感じで捉えてたんですが、兎に角大柄なので横幅もケッコー取ってるんですよね・・・・なので横張性と感じる方も多いかも。

 

植えつけから数年はかなり手こずりました。樹勢自体は強かったんですが、花がボーリングしかしなくて、危うく廃棄処分にするとこだった。。。風通しと日当たりをかなり意識して移植したところ(それとも樹が大人になったせい?)どうにかこうにか機嫌直してくれたみたいです。

遅咲きなので中咲シーズン中、徐々に膨らんでいくこの蕾をずっと見てる気がするんですが、それが結構な存在感です。重量感っていうのかな、どう見ても重たそうなゴロンとした蕾が、ガッシリとした太い茎に支えられて、グィと頭を上げてる姿。威風堂々。アンティーク風の麗しいお顔ですが、株自体は完全に逞しい系のHTで、樹姿は極めて男性的(それもかなりガタイのいい…ラガーマンとかガテン系の) なので、ピエールドゥ ロンサール似の顔写真からエレガントな淑女を想像してお迎えするとギョッとするかも(笑)。極めて男性的です。大事なことなので2度言いましたwwオーナー ド バルザック Honore de Balzac

オーナー ド バルザック Honore de Balzac

⇧⇩チラチラいる白いのは西洋バイカウツギ ‘ベルエトワール’ 当地では梅雨の花。オーナー ド バルザック Honore de Balzac

↑の奥、中咲のピンクグルーテンドルストはピークを過ぎたあたり。すでにユリが結構な背丈になってスタンバってますから、つまりそういう季節です。オーナー ド バルザック Honore de Balzac
ただあれですね。遅咲きというより『開花までに時間がかかるから結局遅くなってしまった』ような大輪花の場合、外弁の雨痛みはケッコー辛いですね。これがボーリングの原因。なので、時々そういう先端が茶色くなった花弁を2,3枚剥いて咲かせることもあります。よくみたらちょい不自然かもしれませんが、『折角ここまできて咲かないよりはマシだろう』という感じで。オーナー ド バルザック Honore de Balzac

【耐寒性について】
まぁ、こうしてこの庭で10年以上生き延びてるんだから基本的にはそこそこありますが、数年に一度くらいの酷冬越えの春はそれなり厳しかったかな・・・・まぁ、撤収宣告下さなきゃいけない程ではなかったんだけれども。