カクテル/ピンクカクテル

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カクテル Cocktail

作出:1957年/メイアン(仏)
樹形:半横張性シュラブ
花期:若干早咲・繰り返し
花径:中輪
交配: (Independence×Orange Triumph)×Phyllis Bide

 

一世を風靡したバラ。ピエールド ロンサールがガーデニングブームを引き起こす以前は、ツルバラといえばこれだったはず。

カクテル Cocktail コクテール rose
ただ、そんな訳であまりにポピュラーすぎるのと、既に近隣のそこかしこで見事な大株になってる姿をよく見かけるので、敢えてうちで植えなくても・・・なんて思ってたんですが、やっぱりいいものはいいんですよね。
連続開花性があって、ホントいつでも咲いてる感じ。

しっかしメイアンってさ、ピースとカクテルとピエールドロンサール、って。それ、最早バラの現代史じゃん。どっかで受講出来ないかなーーー?
栽培やら生育に関しては庭が教えてくれるけど、そういうのは、ね。。。今はネットがあるからその気になればある程度は知れるけど、でもやっぱり専門家の講義とか、ちゃんとした書籍なんかで読みたいんだよなぁ~・・・・個人的に歴オタっぽい嗜好があるもんで、血が騒ぐっていうか(笑)。


うちでは成株でもこんくらい。  ツルバラにはなんないけどこれはこれでOK

 

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ピンク カクテル Winchester Cathedral

カクテルの枝変わり。けど、棘が殆どないっていう特長と、

もしかしたら元品種よりも顕著に耐寒性が・・・・ゴニョゴニョ(詳しくは⇩)
花容自体は嫌味なく明るくて、誰からでも好かれる感じ。画像でみるより実物のほうがずっといいです。暖地にお住まいなら是非おすすめ。

 

耐寒性について
うちの庭ではそもそもに耐寒性が足りない品種の場合、生き残っておりません。
なので古い時代のフレンチローズとはいえ、カクテルがそこそこの耐寒性を有していることは確かだと思います。けれど数年に一度あるような酷冬越えの春は、流石に大変厳しい状態でした。⇩の惨状をご覧になって?
ただそれでもこうして芽吹くことは芽吹き、そして有難いことに秋頃までにはどうにかこうにか。なので・・・カクテルを含む数品種のブッシュローズに関しては、ティストウの庭では珍しい『冬囲い組』として認定されました。と言っても株元にマルチングを施し枝を不織布で包むだけなんですけれど、以前の経験からそれだけで相当違うことは解ってまして(じゃあやれってば)暖地や豪雪地帯でバラ栽培をなさってる方々にはピンと来ないかもしれませんが、実は、寒冷地でありながら積雪量の少ない地域ってバラにとって相当に過酷なんです(※)雪はむしろ植物を守ってくれる一面がある。

【超重要!】冬季の乾燥しきった寒風こそが植物の大敵!!!

お心あたりのある方は・・・・・どうぞ何らかの手掛かりにして下さい。一般的な冬囲いの方法って、積雪とそれに伴う融雪への対策なんですよね。この庭に必要なのはソレじゃないのよ~。

(※)他地域よりもうちが大変なのよ~!ってマウント取ってる訳じゃないです。そうじゃなくて、例えば「うちは寒冷地だけど雪はあんま降らないから冬越しはきっと大丈夫だよね~。ご近所のお庭でも冬囲いしてるトコなんか見たことないしぃ~」なんて、自分トコの庭がおかれている地域の風土を甘く見てると、そのうち必ず酷い目に遭うってお話。(ハイここに酷い目見てるヒト)

⇧⇩ なんとか復活した秋。ある意味、一番花(苦笑)。・・・うん。もう、流石に申し訳ないって思ってる。。。今冬からは暖かくして眠らせてあげるネ・・・