ノイバラ／ラクサ｜あとりえティストウのブログ

ロサムルティフローラ　 Rosa multiflora

作出：原種
樹形：大型・半横張性シュラブ
花期：中咲・一季
花径：小輪
備考：日本自生種で『ノイバラ』　国産苗の台木。

近代のバラに房咲性を与えた重要な品種。

山とか田圃の畦とかでよく見かけますが、ガーデンローズとしても実は物凄く高スペック。
自然樹形そのものが大変美しいシュラブを形成し、花はどんなガーデンローズあるいは花木と隣合わせても相性よく収まります。そういう意味ではバレリーナが近いけれど（ってかそもそもバレリーナはノイバラの血が色濃い品種だし）バレリーナよりかなり大型で、白花の分だけ雰囲気は甘さ控えめ。なので他の原種＆オールドローズと組み合わせてもいいし、イングリッシュローズと組み合わせてロマンチックな風景を作ることも出来るし、逆にソリッドでシックな庭にも嵌まると思う。もちろん和風なら言うまでもありません。これぞオールマイティ。一季咲きですが秋には無数のヒップも実るし（漢方薬らしいですね）何しろ強健だし、どんな園芸種と並べても一切遜色しない。しかも専門店での取り扱いは棘無しの選抜種とくれば非の打ち所がないでしょう(笑)。一斉開花するので満開時の光景は本当に見事です。周辺一帯がふんわりと香ります。

⇧はハマナス系のサラヴァンフリート
⇧⇩2023春にリニューアルしたウッドデッキに沿わせてみたヤツ。

⇧⇩これもリニュ。溺愛のスパニッシュをより美しく魅せるため、古今東西のありとあらゆる品種をテーブルに並べて選び抜いた結果がこれ(笑)。さすがに移植直後なので景色としては馴染み切ってはいませんが、

OKOK！素敵♪　それになんてゆーかな・・・・『エントランスにのばらが咲いてるローズガーデン』ってのが、予想以上にものすごぉ～～～く贅沢な空気感だった。自然の美しさを己が手中で愛でる。。。　なんか、ガーデニングの本質って気がしない？