アプリコット ネクター

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アプリコットネクター Apricot Nectar

作出:1965年/アメリカ
樹形:大型・半横張性ブッシュ(…ん~、でも微妙。詳しくは⇩にて)
花期:若干遅咲・繰り返し
花径:大輪
交配 : 実生×Spartan

 

枝振りの分類はかなり微妙なトコロです。上空への伸長力が身上なのでうちでは半直立性の扱いになってるんですが、枝質がしなやかな為に胸丈位の高さから大きく開帳して最終的にはかなりな横幅を取ることになります。それでも樹高は身丈を越えていて、さすがにいくらかサポートいれてます。出来れば170㎝以下で収めたいところなんですが中々・・・・冬季剪定で結構切り詰めてはいるんですけどね。。。アプリコット ネクター アプリコットネクター Apricot Nectar Rose

 フロリバンダに分類されてるようですが、ご覧のとおりでハイブリッドティーどころか大型シュラブと並べて植えても遜色のない、大輪の高性ブッシュに育ちます。但し株元は枝数が案外少ないので(ベーサルは中々出ない…高い位置からのサイドシュートはよく出るんだけど)株全体としてはどうしてもアップライトなブッシュ型になりやすいです。なので植栽エリアの後方に配置しないと幹の部分や茂った葉枝部分が間延びして見えると思います。もしくは、いっそコンパクトな四季咲きツルバラ(ショートクライマー)として扱えるのかも。棘の少ないスラーッとした枝振りを生かして基本自立させて、伸びた分だけをサポートがてらにちょいちょい誘引する感じなら樹姿も纏めやすいんじゃないかな、とか思いますので、家庭用アーチの片側をカバーするなら寧ろ丁度いいくらいかも。

アプリコット ネクター アプリコットネクター Apricot Nectar Rose
・・・・え゛ぇーーー・・・と、とりあえず⇧の手前の白バラは若干早咲きのホワイトグラースアンアーヘンで、摘み取り間際。同じ画面中央奥の白バラは(⇩の手前も)遅咲きのサマーメモリーズの咲き始め。こんな風に景色が切り替わっていきます!の図。

花弁数がさほど多くない分、咲き初めの頃はしゅっとしたお顔ですが、華やかに波立って咲ききったお顔も素晴らしいです。切り花品種では味わえないダイナミックさ。
・・・あ、でもご家庭では切り花にしてもいいでしょうね。ステムが長い房咲なので一枝でラグジュアリー♪ 甘くすっきりとした芳香も楽しめます。

アプリコット ネクター アプリコットネクター Apricot Nectar Rose

お隣⇧⇩はジャネットアプリコット ネクター アプリコットネクター ジャネット Apricot Nectar Janet Rose ⇧の手前の草花はキョウカノコ。これがまだってことはやっぱり中咲で。
でも⇩ではノヴァーリスとも被ってるからやっぱり若干遅いってコトだな。。。
こうして並べてみてると、アプリコットの色味に相当幅が出てますね。その時々の光線の加減にも絡んでいるでしょうが、総じて咲き初めの頃はピンク味が強く、あとになるほど黄色味が強い気がします。これはおそらく気温の影響。アプリコットネクターが咲き始める頃というのは、当地では初夏とはいえまだまだ肌寒い日が多いのに対し、咲き終わる頃には大抵「夏じゃっ!」になっているので。ですからその年々によっても強く出る色味は違ってくるでしょうね。まぁ、庭主からみたら全部アプリコットネクター色なんですけれども。アプリコット ネクター アプリコットネクター Apricot Nectar Rose

【類似品種について】
以前、このアプリコットネクターと似た色合いのフレグラントアプリコットという品種も育ててました。が、そっちはかなりコンパクトな方で、結局育ちませんでした。冬越し出来なくもなかったものの、多分耐寒性の問題だったと思います。また、うちのように草花との混植を強いられる環境では樹勢がおとなしすぎて。鉢栽培にするとか、思いっきり日当たりで、且つ風当たりの無い場所に単独で植えるならいけると思いますが。
この色合い&花型がお好みで、でもアプリコットネクター程大型化されると困るなら・・・琴音あたりかな。標準的なブッシュで樹勢もよく、大変育てやすいコです♪

 

【秋バラ】


・・・・たいへん秋バラらしい御姿で(笑)。でもこれが、四季咲きとされるバラの通常運転。詳しくは【秋バラについて】にて。