ティファニー(つる)

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ティファニー(つる)Tiffany.Cl ※当庭栽培はつるタイプのほう

作出:1958年/アメリカ
樹形:半直立性の・・・・詳細は後述
花期:中咲・返り咲き
花径:大輪
交配:Charlotte Armstrong×Girona
備考:ブッシュタイプのほうは四季咲き(うちにはいないけど)

 

長く伸ばしたツル枝をしっかり横倒ししたほうが沢山花が咲く従来スタイルのつるバラ・・・・・なんですけれども、ティストウの庭には誘引出来る壁やら構造物やらが非常に少なくてですね、御本人様には大変申し訳ないんですけれど毎冬バッサバッサ剪定してブッシュ扱いしている次第。当然花数も少なくなりますので、庭づくりの初期メンバーにも拘わらずずっと緑化担当要員という埋もり木の境遇。。。
いっそ撤収して他の品種に置き換えるってテも考えましたが、樹そのものが生育旺盛であるが為むざむざ廃棄処分するのも忍びなく、しかも香りの銘花だったりするものですからどうしても思い切れずに今に至る・・・・・何とも遣る瀬無いお話。

⇩は最大限の謝意を込めて、渾身の一枚。
こんな美麗花にモブを頼むなんて、とんでもないバチ当たり。。。

とはいえ言い訳めいた話になりますけれど、もしこのティファニーが生来のブッシュタイプであったとしたら、この庭でこんな風に生き残っていられたのかどうかは分かりません。どちらのタイプにしろ耐寒性のある強健種であることには違わないのでしょうが、つるタイプだったおかげで樹高が出て、充分な日照を得られて大きく健全に育ったのかもしれませんし。
ま、とりあえずは引き続き一緒に暮していくことになるだろうバラですので、折角ですから来季はもう少し見映えるよう無い知恵を振り搾ってみることにします・・・・

 


って、そしたら海路の日和あり~~~~っ!

おいらやったぜ!!!やってやったぜーーーーっ!の2023☆彡

なにをどうしたかっていうと、答えは非っ常ぉ~っ!にシンプル。長いつる枝を兎に角ガバーーーッと横倒しにして、比較的近くで仁王立ちしてたブッシュのロンさまとかシンデレラ姫にガッツリ括りつけてみた(笑)。だってアヤツら、ヘタな支柱より断然逞しくて頼り甲斐あるぢゃん? だったらさー、ってな感じだったんですけれども、これが控えめにいって特大ホームランだったという訳で。
あれですよね・・・・親の小言と茄子びのヘタは万に一つの無駄もない、ってゆー・・・・って、ちと違うか(笑)。でも実際、そこにあるものを最大限に活用する精神はとっても大事。今の今までぜんぜんの無関係&無関心だったものが、思いがけなく響きあったその瞬間に突然意味を持って輝きだす―――。無駄なものなど何もない。


そんな訳でうちではあくまでたまたまのたまたまな組み合わせだったのですけれども、それでも特にロンさまとのコラボは最高of最高かと。色味も花容もまるでグラデーションのように溶け合って贅沢華麗に咲き誇る上、ティファニーの花期の短さをロン様が補い、ロン様の香りの無さをティファニーが補い。
ちなみにシンデレラのほうは花期の完全リレーなのでコラボ画像は無いんですが(⇩の状態。解ります?)これはこれで望むトコロ。完璧。来シーズン以降もこれでいかせて頂きますっ☆彡