花も実もあるシンボルツリー

えぇ~と・・・前回、カラーリーフ樹木の特集をしていて、『それじゃあティストウの庭のシンボルツリーって何だろう?』と改めて考えてみたのですが・・・・・

う゛~~~ん・・・・(↑の画像は数年前の春です)・・・・・どの木にもそれなりに思い入れがあるし、その木ならではの良さというものもあって・・・・・・って、あぁ!そうだ! 今回は花も実もあるシンボルツリー的な樹木の御紹介をしてみようと思いますww
となると、やっぱ、まずはこれだな。。。いらっしゃったお客様にも「あの木は何⁉」って一番よく尋ねられますし。↑の画像では見えませんが、近寄ると↓の感じ。さて何の木でしょう?

答えは、枝垂れ実海棠。 ↑の画像は今日現在なので、この実は秋にはあと二回り程大きくなります。もちろん食べられますし味もいいんですが、ちと後味に渋みが残るので果実酒なんかに向いてるんじゃないかと・・・とはいえ、とりあえずうちでは小鳥用ですが(笑)。それでテーブルベンチに腰掛けて頭上を見上げると↓の感じ。なんかいいでしょ♪
葉色は暗い緑で雰囲気は重いんですが、初めっから赤い実が鈴なりにぶら下がってるので可愛いことこの上ナシ。地元の植木屋さんの敷地の外れに赤い実が一つだけついたこの木を見つけて、その瞬間一目惚れして即買いし、庭の真ん中に植えました。購入した時は枝垂れた枝が2,3本しかありませんでしたが、年々樹冠を広げるように剪定して、今年ようやくイメージ通りの木陰を作ることが出来た次第♪ どんな花かというと、
こんな感じ♪ 花期は八重桜の頃。リンゴの花と同時期ですね。

↑↓は2、3年前の画像ですが、あれ・・・すみません、画面右端からインターセプトしてるのは安曇野だ。。。うちの庭ではツルバラもかなりの割合で自然樹形にしてるんで、おのずとこんな画像が多くてですね・・・(-_-;)

・・・って、あれ?でも待てよ? そんな事言ってたら、これもシンボルツリー的な存在なんじゃ・・・・?

アトリエ建物のすぐ正面にあるリンゴのアルプス乙女。

フジと紅玉の掛け合わせ品種らしく、それらの受粉樹にも利用される木だとか。花付がよく自家結実します。土地柄ちょいちょい訪れるリンゴ農家の方が「・・・スグリたい(摘果したい)・・・」と呟くほど鈴なりに。木は一般のリンゴより矮性だとは聞きましたが、それなりに大きくなります。実は小さめですが美味しいし、何より実を成らせた枝ぶりが風情あります。幼い頃大好きだった『ちいさいおうち』という絵本に出てくるちいさなおうちの庭にはリンゴの木がありました。そもそも『あとりえTistou』の建物の外観イメージは、もしかしたらそれが根っこにあったのかもしれません。外壁も薄ピンクですしねww

それからリンゴ繋がりで、↓は、バレリーナリンゴ。

普通のリンゴのように枝が横張りしないのでスラリとした樹形になります。バレリーナリンゴも幾つかの品種があるようで、うちのは赤花タイプ。これも自家結実します。そしてその実も初めっから赤くて、果肉もほんのりと赤。もちろん食べられますが、小玉で、中まで赤いことを生かして、こんなのとかww
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ちなみにりんごだけじゃなく、ドライ花材はすべて『ティストウの庭』産です!
・・・って、そりゃそうか・・・・(笑)。

で、話戻りまして、うちのバレリーナリンゴはクレマの支柱係も兼任していて、
赤い実と同色でオシャレかなぁと思って植えたマダムジュリアコレボン。でも実際はちょい暗くなってしまったので、後から淡色のエンテルも添えて植えてみました。↓ クレマは植え替えが利かないから苦肉の策です。そのうち2色で絡まりあがってくれるでしょう。それからアルプス乙女やバレリーナリンゴの近縁にあたるクラブアップルも何種類か植えてます。青くても充分可愛いですけど、秋になってこれが真っ赤に色づくと、やっぱりとっても可愛いので♪ 確かターシャの庭にも大木が何本かありましたよね。
こっちもやっぱり支柱係兼任(笑)。クレマはジプシークイーン。何か素敵なシンボルツリーを植えてみようとお考えなら、これらの木々も是非、候補のひとつに入れてみて下さい♪ ・・・・って、但しアレだ・・・現実的なことを言えば、小鳥はともかく虫に実を食べられたくなければ、それなりの薬剤散布はおそらく必要になるでしょうけどね。。。

・・・・って、あぁ、そうそう。『花も実もあるシンボルツリー的な』ってくくりなら、ついでにジューンベリーも紹介しとこっかな。
花期はソメイヨシノの頃。でもソメイヨシノより長く花を楽しめます。うちにはジューンベリーが2種類あって、庭木として見目美しいのはこっちの、 ‘バレリーナ’  という品種。名に違わずスラリと枝を伸ばし立木として扱えます。

6月に実るからジューンベリー。とっても解かり易いですww
空中散歩してるバラはピエールドロンサール。白いのはセバスチャンクナイプ。どちらもツルバラですが直立性で、ある程度自立出来るコなので最低限の支えだけで充分イケます。
ベリーとバラ・・・・・なんて見目麗しきww

しかも果樹なのに葉っぱがワサワサし過ぎてないので、クレマを絡ませるのにも按配がいいww

↑はナデツタ。↓はジャックマニー さすがに下のほうの幹は絡みつくには太いので紐で括りつけてますが、上空の枝では御本人の自由意思です(笑)。

但し前記した通り、うちには別品種のジューンベリーもいて、そっちはバレリーナのような立ち木にはなりません。株元からワシャワシャ生えてくるシュラブ樹形で樹高は150~160㎝どまり。そして生食で美味しいのはそっち。バレリーナの実はそれに比べると酸っぱいので、うちではもっぱら観賞用(もしくは小鳥用)と割り切ってます。それからジューンベリーは紅葉も美しい!んだけど、それは後日改めまして~。

あとはね・・・・ヤマボウシもじつは『花も実もある』御方です。しかももっすごい個性的な(なんか宇宙生物的な・笑)実なので、それもまた秋になりましたら・・・・

 

 

 

 

・・・と、これで終わっちゃうと「え? ってゆ~ことは、もう庭は何も咲いていないの? せっかく週末行こうとしてたのにぃ~!」と思われても何なので、今日現在の庭の様子をオマケしておきますね(笑)。まぁ実際、バラもあらかた終わりましたし、ユリの本格シーズンも来週以降になりそうですが、それでも結構いろいろ咲いてますww よろしければ遊びに来て下さいね♪

断トツのビリ♪ クリムゾンシャワー。これだけ遅いとそれこそが個性だな・・・ww

【ティストウの庭】  9:00~18:00
入園料:お一人様  ¥200(小学生以下無料)

ティールーム10:00~1700:ケーキ(スイーツ)セット¥800
※ ティールームは予約制です。ご予約&各種お問合せは、お気軽にどうぞ♪
TEL 090-9634-1759

天野 ちと
あとりえティストウ管理人