スヴニール ドゥラ マルメゾン

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スヴニール ドゥラ マルメゾン  Souvenir de la Malmaison
作出:1843年/フランス
樹形:横張性ブッシュ(当庭のは寒冷地仕様の生育なので最大でも樹高60㎝止まり)
花期:中咲・繰り返し
花径:中大輪
交配:インド洋ブルボン島で発見されたMadame Desprez (オータム・ダマスク)と、チャイナローズとの自然交配
備考:意は『マルメゾンの思い出』ナポレオン1世の王妃ジョセフィーヌが愛したマルメゾン宮殿にあったバラ園に因む。

耐病性と耐寒性に多大な問題があって、当庭では長年『…いることはいる。』ってだけだった品種。ところがこの年は記録的な暖冬だったおかげで、チョーご機嫌なパフォーマンスを魅せてくれました。う゛~~~~ん。。。なんてゲンキンな。

ただ確かに改めてこーしてみると、オールドローズファンにとってはマストアイテムだろうことが頷けます。パウダリーピンクの花色と素晴らしいクオーターロゼットの花容。しかも上質なコスメをイメージさせるダマスクとティーの香り。枝振りは横張気味なもののコンパクトなブッシュ樹形で樹勢もそこそこ。但し・・・・ショッパナに言いました通り、当庭ではかなり相当の問題児。

まず一つめの問題は耐寒性。株そのものは路地で冬越し出来ることは出来るけど、枝のほうは堪え切れず、春先になって何度となくゲンコツ剪定をするハメになってます。ちなみにゲンコツ剪定とは、枝幹をすべて切り落として株元だけにする最強剪定。それでも芽吹くことは芽吹くけど、冬枯れによってゲンコツになった年は、そもそも株そのものに少なからずダメージを受けてる為、花期のパフォーマンスは期待出来ません。要するに、寒冷地で地植えするなら冬囲いすることが必須だということ。それをしないうちの庭では、数年に一度くらいの当たり年以外は決して誉められたもんじゃない・・・・と、まぁ、そういうことになってます(;’∀’)

そしてもうひとつの問題は耐病性。とにかく何はさておきウドンコに罹り易い! 定期的に薬剤散布してる春先から花期前のうちにヘタすると真っ白になってる。勿論他にも比較的ウドンコに弱い品種はありますが、彼女達は気にかけてさえいればコントロール出来るレベルなのに対して、彼女だけは非常に・・・・とりあえずうちでは粉叩き姫って呼ばれてます(;^_^A
ただ思うんですけど、それってこの品種自体の欠陥というより、彼女の欲する環境にこの庭が無いってことなんじゃないかな~?と感じてます。端的に言えば、おそらく生育期の気温と日照が彼女にとっては足りてない。それで樹の生理的バランス(?)が崩れた結果、無闇矢鱈な粉叩きに・・・・・・まぁ、そりゃそーだ。生まれも育ちもココとは似ても似つかぬ土地なんでしょうから。
なのでせめてもにと、日照と風通しをかなり意識し直して一度移植しました。そうしたところ、定期的な薬剤散布でも間に合わない!って程には粉を叩かなくなりました。

ともかくそんな訳でありまして、うちでは彼女に多くを求めてはおりませんでした。まさに『…いることはいる。』ってだけの存在。だから少なくとも10年以上一緒に暮してきたというのにまともな写真一枚撮ってすらいなかった(他品種を撮った時、間違って写ってる程度)んですけれども・・・・・・・・・クッ・・・・・あぁ、ソーデスカソーデスカ。。。。
記録的な暖冬だった年のシーズン。確かに毎年こんな風にコンスタントに咲く地域でなら、不動の人気を誇るオールドローズなんだってことをつくづくに思い知らされました。