ダフネ

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ダフネ Daphne

作出:2014年/木村卓功氏
樹形:横張性シュラブ ※但し当庭での生育状況は下記
花期:中咲・繰り返し
花径:中輪
備考:詳しくはバラの家にてどうぞ

 

ロサオリ公式では『横張性シュラブ、樹勢&耐寒性は強い』とのことでしたので「よっしゃ!望むトコロぢゃ!」ってな勢いでお迎えしたバラだったんです、けれども・・・
・・・う、うん。多分サ、『寒冷地栽培では冬囲い』前提なんだと思う。うちの庭のムチャさ加減はきっとアレだ(ドレだ)
それで一応、そちらの他の取り扱い品種データをザッと浚って見てみたんですけど、樹勢と耐寒性についての評価は、うちでの成績とは結構食い違ってますね。ただこれは別に、どちらが正解とか間違ってるとかそういうことでは決してなくて、結局そのバラが自分の庭でどう育つかは、やっぱ実際に育ててみないと本当のところは解んないってことなんだと思います。相性みたいなものもあるでしょうしね。

ま、そういう訳なので⇧は公式に準じて記しましたが、うちでは半横張性ブッシュと見做しています。今んとこ枝振りもまばらでそんな茂る感じもないし、樹勢も強いか?と訊かれれば・・・国内作出品種としては、標準・・・かな。とはいえこれはあくまでうちの庭での、更にはうちにあるたった一株にてのお話ですから、そのあたりの諸処モロモロをよろしくどうぞ(日本語って)
っても、何とかサマになってきた今日この頃ww
ともかく、フリル弁の半八重咲で、サーモンがかった柔らかく暖かなピンクからやがてクリームそして薄緑に色移り・・・・・・なんていう紹介画像に惚れこんでお招きした御方でしたが。

残念ながら露地栽培の場合はその特徴的な色移りを楽しむことはかなり難しいんじゃないかな?と感じています。というのは、花保ち自体は良くても雨痛みがワリと顕著なので。特に赤斑がね。うちでは花色が白っぽく退色した時点で客観的に「美しくない」と判断されれば、いくら花型を留めていてもそこで強制終了(摘み取り)となるので、このバラの花期を長く保つのは正直ちょお~っと困難です。なので植え付け数年以上経った現在に至っても未だ垂涎の薄緑色を見たことがないという次第。
ただまぁ、これは栽培環境&事情によっては問題にならないのかもしれません。
例えば暖地栽培の場合。もちろん暖地栽培であっても雨に当たれば赤斑出るでしょうけど、株そのものがちゃんとしたシュラブを形成して(或いはツルとして長く誘引出来て)その分花数も増えれば当然花期も長くなるでしょうし、そうなれば雨に当たらず最後まで美しく咲き切れるお花も多数出現するかもしれません。
もしくは鉢栽培して雨に当てない方法。或いは咲き初めたら切り花で楽しむ方法。
いろいろ考えられますけれど、とりあえずうちでは『天恵待ちのバラ』ってトコロかな。いつかチャンスが巡ってくるまで、健やかに育っててくれればそれだけで。

・・・・って、微妙に誤解を招きそうな言い草なんで補足しておきますね。
実はずっと以前に、グリーンスリーブスというバラを栽培2~3年の後に冬枯れさせたことがありまして。庭をはじめて間もない頃でしたし、今となってはホントに耐寒性問題だったのかさえ怪しいんですけど・・・・・正直、ダフネの花の顔写真にそのバラの面影をみて庭にお迎えしたという内情もありました。だからこそです。どんなに美しい色合いをみせてくれても、死んじゃダメなので。生きてなければ天恵も何もあったもんじゃないので。そういう胸中を察して頂ければ。
ちなみにグリーンスリーブスは暖地では比較的大型ブッシュに育つそうで、うちでも生育期間中は結構元気に育ってました。但し茂った枝が冬越し出来ず枯死。要するに樹勢と耐寒性は別の話だということ。
・・・・うん。でもそれだって一概には言い切れないかな・・・・⇧のように凍死してしまうのは論外としても、例えばほんの少しだけ耐寒性が足らない品種の場合、寒冷地仕様の樹高にてそれなり精一杯のパフォーマンスを魅せてくれるタイプもいれば(この場合うちでの評価は樹勢強)、芽吹き~開花までの生育状況が覚束なくなってしまい、結果その品種本来の良さを発揮出来なくなるタイプもある(すると言うまでもなくうちでの評価は…) 決して「暖地では2m位にモッシャモッシャ大きく育つみたいだけど、別にそんな大きくしようと思わなければきっとうちでも(寒冷地)それなりに咲かせられるよね~!」などという単純な話ではないのですヨ。。。(←かつての私)

 

【秋バラ】


一転、秋はいい! っていうか秋だなこのコはww ということは・・・・耐寒性はイマイチだけど耐暑性は高いってことか。なるほどなるほど。

パートナーはディープボルドー

それでも薄緑色はムリだったけど。