フィナーレ!

あんなにずぶ濡れ状態だったのが嘘のようにしばらくお天気が続きましたが、今度は暑すぎてバラたちが一気に咲き進み・・・しかも本日は正午くらいから久しぶりに雨。今年はいいとこなしだった【ブラッシュ ランブラー】、辛うじて昨日カメラに収めてました。DSCF2875-1024x768DSCF2873
ちょっと見には今を盛りに咲き誇っている感じですが、実際はかなり絶頂期を過ぎてます。
・・・というか今年の雨はこのコにとって災難極まりなかったですねえ。取り立てて雨傷みしやすい品種ではないのですが(むしろ結構コラえてくれるタイプ)咲き初めの一番美しい時に1週間以上どっぷり雨に浸かれば流石にね。トップ画像と↓は、比較的キレイなトコのズームアップ
DSCF2874でも今日の雨でおそらく店じまいだな。。。お天気があがり次第、サパッと撤収かもね。

けれど『残念だったで賞』なコがいれば、思いがけなくMVP賞に輝いたバラもいる訳で。
DSCF2690今期バラのMVP賞は【ウォルフ ゲーテ】文豪ゲーテの庭で発見された名無しのオールドローズだそうで。この御方、何の加減か知りませんけど今年は眼を瞠る程の絶好調で咲き誇っています。
もともと【ティストウの庭】の初期メンバーなバラなのですが、今までの認識としては「まあ、決して美丈夫なバラじゃないけど、とりあえず丈夫なことは美点だよね。。。」ってな感じで。(あ、別に悪口じゃないですよ?(´▽`) なんていうか……家族的な情愛で以ってww)
ところが今年は発色といい、花容といい、風情といい、ものすごく素敵に輝いて見えるんです。「・・・今年のゲーテさん、なんかいいことあったのかな~・・・?」「うん・・・確かにきっと、なんかあったんだよ・・・」庭主たちは首を傾げつつ。

DSCF2550遠景の白バラはシュラブ【サマーメモリーズ】 右端の白いフワフワは【オニシモツケ】

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それからMVP賞次点は、CL【モン ジャルダン エ マ メゾン】DSCF2881
手前のクレマはジャックマニー系【ミクラ】 草花のほうは、自己判断でこのエリアに居付いてしまってる白花の【スイセンノウ】 それから↓の右端で御一緒してるのは【夏椿(沙羅)】
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今までこのコはHT系のツルバラだと思ってまして、実際いつもステムの先に一輪だけ花を咲かせていたんです。だから一季咲きのワリには花数が少ないのが少々物足りなかったのですが・・・(それでもこの場所で咲いて貰いたいツルバラのスペックをいろいろ考慮すると、このバラが一番適任だったので)・・・ところが今年は御覧のようにグランティフローラっぽい花枝で。当然の如く花数も十分になりましたし、見頃と言える花期も物凄く延びました。おそらくこれがこのコの本来持っていた実力なのだと思います。とすれば来年からもこのバラの素晴らしさを思う存分堪能出来ることでしょう。その開花を心待ちにする、お気に入りのバラがひとつ増えました♪DSCF2935花径は中輪のイングリッシュローズ程度の大きさで、蕾の時は勿論ですが、咲き進んで、ロゼッタの中心からハチミツ色とも朱鷺色とも付かない匂い立つような色が覗く頃になっても、最後までコロンと綺麗に纏まった花容のバラです。憧れの小顔美人って感じ。あ、そうそう、顔立ちや色合いだけならFL【ボレロ】の春一番花や、CL【ペニーレーン】にも似てますね。香りは爽やか
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そして今や【ティストウの庭】でバラ期最終グループの大事なメンバーとなっている、↓の娘。DSCF2304
このコは、ティストウの庭で生まれたバラで、CL【クリムゾン シャワー】の実生。是非にでも素敵な名前をつけようと散々考えた挙句、結局【うちの娘】と呼ばれているオリジナルローズ(笑)。

親は極端な遅咲きでバラ期のフィナーレには間に合わず、いつもユリ期に見頃を迎えるツルバラなのですが、このコはちゃんとフィナーレに間に合います(笑)。這わせているのが北向きの壁にも関わらず生育旺盛。もちろん庭主一同、溺愛してます。だって【うちの娘】だから♪
御覧のように、蕾はほんのりとしたピンクで、花は純白。咲き初めは花弁の先端に薄紅が乗ります。ヒラヒラとフリルがかった花弁の半八重平咲き。花芯まわりの旗弁がチャームポイントです。ね?【うちの娘】そうとう美人だと思いません?(←はいっ!かなり親バカ入ってまーすww)DSCF2445花期だけでなく花色や花型も親とは異なります。でも生育の強健さとステムの柔らかさは親譲りで、シャワーのように枝垂れて開花します。
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【うちの娘】のアップと、その母親となったCL【クリムゾン シャワー】
で、【うちの娘】の父親は、もしかしたら前出【ブラッシュランブラー】な可能性が高いかも。シュートの出方といい花期といい、なんかそんな気がする・・・。実はクリムゾンシャワーの実生バラは、この庭に もうひとつあるんですけど、そっちは花色が幾分明るいくらいで、その他は【クリムゾンシャワー】と全く同じスペックです。
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CL【クリムゾン シャワー】ようやく咲き始めました。
今年初めて藤棚のようなものを拵えて誘引してみたんですけど・・・上手くいくかな?

・・・さあ、ともかく【クリムゾン シャワー】が咲き始めたということは。
これでバラ期はおしまいです!お疲れさまでした☆ そしてユリ期の始まりだぁ~~~っ!!!DSCF2948・・・といってもまだまだ咲いてますけどね(笑)。↑の淡ピンクは【シンデレラ】、左側の淡アプリコットはER【ジェーン オースチン】の咲き遅れ。
その他【日本アジサイ】と【アメリカアジサイ“アナベル”】
クレマチスはヴィチセラ系【エレバン(ベル型のほう)】と【バネッサ(星型のほう)】
で、同じエリアでも角度を変えると・・・・・・
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嗚呼、やっぱり主役の顔だわ・・・・トランペット系【リーガル リリー】別名:王冠ユリ。
DSCF2912堪らなく大好きなユリ。但しこのコはさぁ・・・いや、このコに限らずトランペット系のユリの難点は、頭が重くて思いっきり傾くんだよなぁ。特にこのコとこれから咲く【ピンクパーフェクション】はさ・・・・まあ、「だからこその色気」って話もありますけど、ものには限度というものが。。。 それでも支柱を立てる事にはかなり抵抗があります。不自然だし、ちっとも美しくないから。そもそもご本人が『傾ぎたい♪』って言ってる以上、傾ぐことを考慮にいれた植栽をするのがベストなんでしょう。それがこの庭のデザイン担当者である私の考え。

その他にも、比較的早咲きのアジアティック系を中心にして【ティストウの庭】ではユリが咲き始めてますが、それはまた後程改めて。今しばらくは余韻が如き遅咲きのバラと、季節を縫い繋ぐ花々の競演をご紹介させて頂きます。

DSCF2894シュラブ【ラブリー フェアリー】 背景の淡ピンクは【シンデレラ】DSCF2905ジャックマニー系【ジャックマニー アルバ】 ついこないだまで咲いてた梅花ウツギを駆け上げり、足りなくなった分は当然の如くに枝垂れ落ちて。
DSCF2800こっちは基本【サルスベリ】に絡んでる【マルチブルー】パテンス系クレマチスなんですが、サルスベリの上空に駆け上がる手前で、なぜかお隣の【シンデレラ】に空中移動。こうしてみるとうちのコたちってどれもこれも好き放題に暮らしてるな・・・。

DSCF2888ライラックに絡まるヴィチセラ系【エンテル】

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咲き終わったFL【つる・桜霞】のオベリスクを、我が物顔で駆け上がった【ビクトリア】
「テッペン獲ったどーっ☆」って声が聴こえそうなんですけど(笑)。ちなみにこのオベリスクの裏側にはテッペン獲れなかった【アラーナ】さんがいらっしゃいます。
DSCF2832  で、来年はもう一品種参戦させて三つ 巴にする予定w

・・・って、来年のこと考えて独りほくそ笑んでいる場合じゃないんだ・・・・
バラが終焉期を迎えたとはいえ、明日はどんな花が咲いているかなぁ? 花菖蒲エリアもまだまだ見頃ですし、単純に愉しみが繋がっていく日々なのです♪DSCF2616

天野 ちと
あとりえティストウ管理人