アンリ マルタン

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アンリマルタン Henri Martin 作出:1862年/フランス

樹形:シュラブ(完全に自立させるのは厳しいです。サボートか誘引が必要かと)
花期:中咲・一季
花径:中輪

 

オールドローズらしい鮮やかな薔薇色。そしてつぼみのモフモフがモス(苔)ローズの証し。触るとちょっとべたべたします。アンリマルタン Henri Martin 
⇩右半分の紫っぽいのは同じモスローズのウィリアムロブ。樹勢は強いです。ほっとけば中程度の太さのベーサルシュートをバンバン出します。枝質も硬めに感じるので自立したシュラブ樹形を作れそうな雰囲気ですが、翌年それらのツル枝を誘引せずにほっといておくと、開花につれてかなり開帳(むしろ倒伏に近いかな)します。枝質が硬めに感じるのはびっしり武装した細かい棘の硬さゆえなんでしょう。つまり、うちで言うトコロのシュラブ(=灌木)ではなく、いわゆる半つる性(=シュラブ)の枝を出すバラ。しかも程々伸びるのでツル扱いするのが無難かと。
そんな訳でうちでも以前はわりとキッチリ誘引して諸々括りつけてたんですが、アンリ マルタン Henri Martin ヘンリー マーティン マーチン・・・まぁ、これはこれで『バラ園!』っぽくてイイちゃあイイんでしょうけどもアンリ マルタン Henri Martin ヘンリー マーチン
最近はより『庭』らしくありたい志向が強まりまして、新たな魅せ方を模索中。

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経験上補足しますと、ベーサルシュートの伸長力はツルバラとしては程々。ですけど、それを何かに誘引してキッチリ固定しておくと、翌年その長さ(高さ)の位置からサイドシュートがぐんぐん伸びます。そして更に翌年そのサイドシュートを固定しておくとそこからまた・・・の繰り返しで、おのずと大型のツルバラとなっていくでしょう。それに伴いベーサルシュートは出にくくなりますが、古枝になっても咲くタイプなので問題ありません。但し・・・上記の性質上、ツルバラとしての樹姿はかなり直線的になりがちかと。もちろん枝ぶりがどんなにぶっきらぼうでも葉っぱが茂ればそんな気にならなくなりますし、横倒し誘引によって得られる花数は素晴らしいですけれども、年々ぶっとくなっていく幹枝は正直優雅さには欠けるので、その点をどう折り合いつけるか?ですよね。
ちなみに幹枝がぶっとくなりすぎて無骨すぎんのも程があんだろ!ってなったら、株元からバッサリいっちゃって大丈夫。追って株の充実度に見合った数の若々しいベーサルシュート群が出現します。
アンリマルタン Henri Martin 

 

【秋・ローズヒップ】


察すれば当然なんだけど、両品種ともヒップもモシャモシャ。なんか子供が喜びそうww