春霞 はるがすみ ※当庭栽培はつるタイプのほう
作出:―――/伊丹ばら園
樹形:特大シュラブ(キャスケード仕立てになってます)
花期:若干遅咲・一季咲き
花径:中輪
備考:別名『ピンクサマースノー』『スプリングパル』 ブッシュタイプはコンパクトな四季咲きだそうな。
葉っぱの裏にちっちゃいのがある程度で、ほぼまったくの棘ナシ。シュートは半直立で立ち上がり、そしてしなやかなので扱いやすいです。どんな誘引も可能。枝を御本人任せの垂直落下状態にしても先端まで咲き切るくらいですから。花後多少うどんこ病に罹り易くなることを除けば、あとは何もww
っつって、どーゆー構造になってるか伝わってます? 要するに噴水みたいな状態です。地上2M位まではツル枝は上に向かって立ち上がって、それ以降は自分の重みで優雅にアーチングして自然落下。誘引といえる程のことはしてないですが、さすがに最低限のサポートは入れてます。どんなサポートかって? あーーー・・・・ほいじゃあ今度、芽吹く前の春先にでも撮って載せますね。庭にいらっしゃる庭ガチ勢のお客様はそ~ゆ~トコロこそがご覧になりたいようなので(笑)。
一応遅咲きに分類しましたが、中咲と言えば言ってもいいくらいな感じです。特大シュラブで花数が多いタイプはおのずと咲き始めから全部咲き終わるまでが長くなるので、咲き始めを持って中咲とするのか、ピークあるいは咲き終わるタイミングを持って遅咲きとするかは微妙なトコロ。大きすぎてどうカメラに収めればいいもんだか。
⇩の奥はモン ジャルダン エ マ メゾン
⇧手前はサマー メモリーズ これを植栽したのは、この春霞に独り勝ちさせない為。
何故なら庭が自然の一部である以上、シーズン中に何があるか本当に解らないから。一品種に景観のすべてを任せておいた場合、もし万が一、天候の巡り合わせがとんでもなく悪かったり、何らかの不測の事態が起こった場合にリカバリー出来なくなってしまう。また別にこれといったトラブルも無かったとしても、春霞が散り果てた翌日、ご散策にいらっしゃるお客様もいるので。
実際、この春霞に一度カミキリムシが入ったことありまして。その時はさすがに青ざめました。幸い発見が早かったのと、入った幹以外には影響ない部位だったことで事無きを得ましたが、もしあれによってこの大株が丸ごと、シーズン真っ只中に枯死してしまったら・・・? 有り得るんです。ポールズヒマランムスクで実体験してますから。
と言う訳で、うちでは大型品種の周辺ほど、保険をかけるような植栽を心がけるようにしています。
おっと。⇧⇩はかなり濃いですね。その年の天候によって多少の色幅が出てます。
そして開花から時間経過と共に色が抜けて白くなっていくので、全体が咲き極まった時のグラデーションが見事。ランブラーローズとしても秀逸のスペックを誇ると思う。
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つるサマースノー Summer Snow ※当庭栽培はつるタイプのほう
作出:1936年/アメリカ
備考:ブッシュタイプはコンパクトな四季咲き
枝変わりだから性質は春霞と一緒。
なんですけれども、こちらはフロントガーデンのデッキに添わせるように誘引してます
ぁああああ・・・・・こうしてみるとかなりの別嬪さんよね。。。
ちなみに⇩はデッキを建てる前。
まぁ、当時からそこそこ咲いてはいたんだけれども庭の隅ッこにあたる場所だったがゆえ、イマイチ映えてなかったというかスルーされてたというか(移植も考えましたが根っこの状態から断念)ともかく植栽してから10年以上、ぶっちゃけ脚光を浴びることは一切なかったし、何なら庭主の視界にすら入ってないくらいの・・・
ところが2022年春、傍のデッキを新調してエリアの雰囲気を変えたことで一躍トップ女優に躍り出たという経緯。
あれですよね・・・・そのバラが美しく視えないとすれば、それはひとえに庭主のうdぇ#$&I/・ってことなんですよね(平伏中)