ブラッシング ノックアウト

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ブラッシングノックアウト Blushing Knock Out

作出:2004年/メイアン(仏)
樹形:観察中
花期:中咲・繰り返し
花径:小輪
交配:Knock Out(Carefree Beaury の実生 × Razzle Dazzle の実生)の枝変わり
備考:大変重要な追記が最下部にあります!

 

・・・えぇ~と・・・・強健を謳ったノックアウトシリーズのバラですが、一昨年数株ほど買ってフツーに植えてひと夏育てて、それでその年の冬をまともに越えられたのがコレとサニーノックアウトの各1株だけだった。。。。って、どゆこと??? ちなみにそれらと同期にあたる他品種の苗はどれも問題なく育ってます。
強健さに折り紙ついてる筈の品種なんですが、もしかして耐寒性は別だった? それともうちがこのシリーズと相性悪かっただけ?(って何の相性だよ!)
実際、庭にいらっしゃるロザリアン様でもこのノックアウトシリーズを育ててる方は勿論いらっしゃって、そちらではかなり大きくなってるって話でしたので・・・・・・・いやぁ~~~・・・バラ栽培って難しいですねぇ・・・まさかこのシリーズでそれを思い知らされるとは思いませなんだヨ。。。でもとりあえずこの株は大丈夫そう。ほぼ一重ですが平咲にはならず、最後までカップを保ちます。ブラッシングの言葉通り、頬紅を筆でふんわりのせたような、透明感のある繊細な色合い。咲き終わる頃には白く抜けていく感じも綺麗。どうぞこのまますこやかに育ってくれますように。

ん。ようやくサマになってきたみたいだね♪・・・・そして備考に記した通り、重要な追記として、

【薬害】

解ったかもしんない、うちがこのコらと相性悪かった理由。
ズバリ!薬害、だ。。。
要するにうちでは一般的なバラ栽培マニュアル通りに、春は芽吹き前から定期的な薬剤散布をしてるのですよ。もちろんこのノックアウトシリーズのバラに関しては「無農薬栽培でも病気になりにくい」というスペックを有するコトは重々承知してました。が、でもだからってこれにだけ散布しないってのもアレなんで深く考えるコトなく他のバラと同様にしてたんです。で、その結果が、春先真っ先に展開する葉っぱがすべてゴワゴワの真っ黒―――、という次第。
冬越えに問題があった訳じゃない。問題は栽培方法のほう。

・・・えーーー・・・・・でもそれって実はもっすごい難しい問題じゃないかい??? 庭に植えるすべてのバラを最新の耐病品種で取り揃えるならいいけど、うちみたいに古今問わず好きなバラを好きなだけ密植させてる場合は却ってメンドクサイことに。。。。
実はうちの牡丹がそうなんですよ。
勿論すべての牡丹がそうである訳ではありませんが、ある特定の牡丹にこの薬害が出る可能性が非常高くてですね・・・・・あ、もちろん牡丹に直接薬剤散布している訳ではなく、バラに散布してるのが傍の牡丹にもかかっちゃうって程度の話なんですけれど、それでもかなりアカラサマに葉っぱが黒ずんで強張り縮れあがってしまうんです。だからその牡丹に関しては、バラの薬剤散布をする時はあらかじめ養生シートをバサッとかけてガードしています。(バラ期が終わった夏以降であれば葉質も強くなって(?)ガードしなくても大丈夫みたいだけど)
・・・・・でもこれ何気にメンドクサイ(苦笑)。
とはいえ私にとって葉っぱはある意味花より大事。たとえそれが圧倒的な主役花であるバラや牡丹であっても、葉の美しさこそが庭そのものの美しさに直結してると思ってるので。花が咲いてるかどうかはあくまでプラスアルファ的な要素。
だからどんなにメンドクサくても、そんな性質のある牡丹をバラと混植させてる以上はひと手間かけなければ。そしてこれからはそんな牡丹のみならずこのノックアウトにもそれを施すべきだと知った今日この頃。

・・・・しっかし・・・・耐病性強!の裏返しが薬剤過敏だなんて・・・・
そーゆー特殊案件はせめて初めっから隠さず言ってくれませんかねぃ( ノД`)シクシク…