フラウ ダグマ ハストラップ

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フラウ ダグマ ハストラップ  Frau Dagmar hastrup

作出:1914年/デンマーク
樹形:小型シュラブ
花期:早咲
花径:中大輪

 

えぇーーーっと・・・・ですね。。。実はこのバラ株、そもそもはむかぁ~し昔、私の弟がまだ小学生の頃、母の日のプレゼント企画かなんかで学校から持ってきたというシロモノでして、よって非っ常ぉ~に年季が入っております。母の話によれば、どうやら何種類かあった花苗のうちから弟が選んだのが『香りハマナス』というタグのついたこれだったということらしいんですが・・・・・・・・ねえ。どなたが何のつもりで、あるいはどんな経緯でそういう選択肢の中にこのバラを含めたかは知りませんけれど、小学生に選ばせる花苗にこれをチョイスするって、ものすさまじきセンスじゃありませんコト!? もはや神がかってるレベルじゃないかと。

だって耐病性&耐陰性&耐寒性に優れた強健種で、しかもコンパクトだから鉢でも露地でもどこでも栽培可能。放任でもOK。花はハマナス特有の透明感がある淡いピンクで、蕊の美しいシンプルな平咲。繰り返し咲く。香りもいい。赤い実もなる。もちろん棘は多いけど、私はそれも含めて子供に与えるファーストローズとしては(母の日プレゼントだけど)最高オブ最高!なチョイスだと大変感嘆しております。

兎も角そんな訳でして、このバラはうちの家族にとっては庭のバラというよりプライベートローズ的な意味合いのほうが強かったんですけれども(実際ついこないだまで庭の死角にあたる場所でずぅ~~~~とひっそり咲いてたのよ)それがいろいろ事情がありまして、ある年いきなり庭の前線に躍り出ることになったという・・・・・・・ってか不思議っちゃあ不思議に感じてしまいます。だってこのバラがうちにやってきた当時は家族の誰一人、まさか自分達がバラ庭を作ってそれを公開する側になるなんて夢にも思ってませんでしたし、このバラにしたって、まさか自分がローズガーデン内、しかもウエルカムローズ的なポジションに収まって多くのお客様をお出迎えすることになろうとは思いもかけてなかったでしょうし。物語の伏線だったというなら・・・・・いやいやいやいや(笑) なんつーかアレだ、アレがソレな感じってことダ!(ハイ?)

一緒に写ってる鍬もまた我が家の歴史