フォルスタッフ

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フォルスタッフ Falstaff

作出:1999年/オースチン(英)
樹形:直立性ブッシュ
花期:中咲・繰り返し咲き
花径:大輪
交配:実生×実生

 

えぇ~と・・・・うちでは長年「…あー…、いや、まぁ、いることはいる…けど……」ってな存在だったバラ。そもそも初期生育の時点から生育が覚束なくて、庭作り当初からのお付き合いになりますがまともな画像がひとつもないような・・・・
原因は多分根っこ。要するにゴボウ根組。なので今更移植も出来ない。ただ、直立性でコソッとおなしくそこにいるだけだったのが幸いして鬼のような庭主から見逃され続け、おかげでここまで撤収宣告を下されずにきたという経緯があります。なので庭に咲いていながら今まで個別ページすら作ってなかったのですが、
・・・・あららららぁ~?
ふと気づいたらそこそこの感じになって咲いてたんですよね。確かにラクサ根は生長が緩慢だとはいいますが・・・・・それにしたって20年は掛かり過ぎでしょ(苦笑)。並みのバラならとっくに撤収されてるってば。
ってか、何にせよ生き延びるって大事よね。待てば海路の日和あり。
ってな訳で撮り時を逃して傷んでるのは、私にとって完全にノーマークだった所以。なので来期はもそっとよい画像が撮れるのではないかと。

とりあえず樹姿はスリムなブッシュ樹形。うちの庭での扱いとしてはHT系なんですが、半つる性の枝ぶりで優雅にアーチングしながら咲き揺れる風情は紛れもなくイングリッシュローズ。
花容は豊満で力強いカップ&ロゼッタ。イングリッシュローズの中で大輪に属し、深いコク味のある赤紫で・・・クリムゾンとかワインレッドとか表現されるような薔薇色。凄みすら漂わせる大人の落ち着きを感じさせます。もちろん濃厚なダマスク香・・・って、通り一遍のことしか書けませんけど、とりあえず今後にご注目ということで。

そして植え付け20年目にしてようやくの晴れ姿が⇩


⇧⇩お隣さんは同じくER屈指の強香種、ガートルードジェキル

うん。ちゃんと存在感ww
・・・でもこうしてみるとあれよね・・・・株を覆い尽くすほどの多花性でより沢山咲くからイイってもんじゃ無いわよね・・・・気品っつーか格調っつーか・・・・(⇦20年目にしてようやくそこかい!)