今年の【ティストウの庭】は、西洋アジサイの当たり年~☆ 冬が左程寒くなかったことと、春期にそこそこ雨量があって地面が乾燥し過ぎなかったのが関係してると思います。ヤマアジサイ以上に品種名はさっぱりまったく解かりませんが、額咲き・手毬咲き・変わり咲きひっくるめて色々咲いてます。まだまだ色付き始めの品種も多いのですが、もうすぐ庭は『ユリ!ユリ!ユリ!』の景色になりますので、その前におもだったコたちをザーーーッとご紹介~♪
クレマはジャックマニー系【ペルルダジュール】
咲き始めは真っ白だったガクアジサイ。色づき始めてますね。【ヤマアジサイ “クレナイ”】をそのまま大型化したような品種で、もうすぐ真紅に変わります。
珍しく品種名のはっきりしてるコ。【ウズアジサイ】もしくは【オタフク】とも。
奥の白いのは【アメリカアジサイ “アナベル”】
右端のうっすら水色に色づいてるのが【ウズアジサイ】 列植してるのはアナベルで、朱赤の草花は【ヘメロカリス】これが咲くと一気に「夏が来た!」って感じがします。
えっと・・・・ここで余談ですが。
よく西洋アジサイの『花が咲かない』という質問に対して『剪定時期が遅れた為、花芽を落としてしまったのでは?』という解答がなされますが。当地の場合、剪定しなくたって咲かない年は咲かないのです。何故なら冬季の寒さ、もしくは春先のシバレ&乾燥などに枝が堪え切れず、折角の花芽つき枝が大きく枯れ込んでダメになってしまうことが多々あるから。
決して、西洋アジサイがまったく育てられない地域、という訳じゃない。現にご近所のそこかしこで大きく立派に育ったアジサイが、毎年素晴らしい花手毬を見せています。けれど一方で、せっかく最新のオシャレなアジサイを購入したのにそれっきり。何年経ってもちっとも花が咲いてくれない、というのもよく聞く話で・・・・
・・・・・って、斯く言ってるうちの庭がそうだったりして(苦笑)。
そんな訳で『剪定してないのにアジサイが咲かない!』に関して、
とりあえず現時点での、うちでの解答は。
1、日向で育てる。
当地での西洋アジサイは、5月半ばを過ぎてようやく芽吹き、花期は7月半ば。そして霜が2回降りると葉っぱは強制終了してしまうから、生育期は10月中旬まで。この短期間で冬の寒さに持ち堪える充実した枝を作るには、やっぱり光合成は大事でしょう! 通年完全無欠の日向である必要はないでしょうが、出来る限り陽の当たる場所のほうがいいみたい。
2、冬季~春先の乾燥は厳禁。
いくら夏期に日光を確保出来る場所と言っても、冬季、寒風に吹きっ晒される場所ではやっぱり厳しいです。何しろ耐寒性マイナス10~15℃。さほど寒さに強い御方じゃありませんから。建物などで或る程度風除け出来る場所。それがダメなら不織布一枚巻いてあげるだけで全然違う筈(…って言ってるけど、うちはアジサイにそこまで手をかけてあげる余裕は……)降雪量の多い地域なら、すっぽりと雪に守られるだけ、却って安心かもしれません。でも当地はダメ。更には芽吹きだす直前の4月頃は地面がカラッカラになってることがあって、過去には冬を乗り切った筈の枝がこの時期干からびてしまうような事がありまして・・・・そもそも切り花にしたって水揚げにコツを要する御方です。芽吹き時の乾燥は以ての外なのかも。
3、あとは、ほっとく。
・・・・ええっと・・・(笑)・・・・だって、ですね? 一口に西洋アジサイと言ったって各品種の特性もあるでしょうし(成株ならともかく幼株の時は耐寒性が低い、とか、そこそこの大きさにならないと花芽をつけない、とか…)ましてその年の気候のアンバイは土地の神様しか解らない。結局、どんなにジタバタしたってこっちの思うような結果が得られる訳じゃない。一応、1と2を考慮して一旦植えつけたなら、あとは割り切ってご本人に任せる。数年は覚悟。せっかちな期待を勝手に膨らませない。咲かなくとも生育さえしていれば、その気があるならそのうちいつかは咲くでしょう、くらいな。 だいたい、近隣で羨ましくなる程の大きな花手毬をつけているアジサイに限って、道路沿いやら田んぼの畔で何年もホッタラカシにされてるような野生児だったりするんですよね・・・・(笑)。
【舞姫】植え付けから数年以上経って高さも70cm位には成長しましたが、去年の花は1つ、今年は2~3つ。まだまだ本気モードにはならないようです。かなり気の長~いお話で・・・(笑)。
・・・・っと、そうこうしてるうちに! 待ちに待ったユリ期の到来を宣言しなくてはっ☆
背丈を超える大型種がバンバン咲き始めてました~!
眩い太陽と青空の下で颯爽と咲く、夏の主役花・ユリたちの勇姿を是非見にいらして下さいね☆
【ティストウの庭】
お問合せ&ティールームご予約
TEL 090-9634-1759
ガーデン散策とケーキ(スイーツ)セット ¥800‐