アンジェラ

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アンジェラ  Angela

作出:1984年/コルデス(独)
樹形:特大シュラブ(高さ横幅共に2M位)
花期:中咲・繰り返し
花径:中輪
交配:Yesterday×Perter Frankenfeld

 

なぜ殿堂入りしなかった? 切っても伸ばしてもオールマイティーな強健シュラブです。四季咲きだし、花びらハート型だし、花型も色合いも可愛いし、樹は強いし、伸長力あるし、大きなローズガーデンを作るなら絶対必要とされる、信頼と安心感がある品種。

うちもはじめの頃は伸長力を生かして高く誘引してたんですが。あまりの咲きっぷりに花殻摘みに白旗をあげまして。今は巨大シュラブとしてドーム型に仕立ててます。支柱も脚立も要らないからすっごいラクですよ♪

⇧えぇ~っと・・・・いろいろ写ってるので省略(笑)。
ブラッシュノワゼット シンデレラ

アンジェラ  Angela
⇧の奥で白い花を咲かせているのはガマズミ。⇩の手前は柏葉アジサイ。微香と記載されていることが多いですが、これだけ咲けばよく香りますww
・・・っていうか、バラの香りって生育状態や開花時の気温や湿度とも深く絡んでると思う。もしかしたら個体差があるのかもしれないけど・・・・・でも実際の話として、うちのアンジェラは香ってます。ここ通りかかるとフワァ~と甘い香りしてますもん。こんなのは微香って言わないと思う・・・・お客様の中にも『うちのも香るよ~!?』って方いらっしゃいましたからうちだけじゃないと思いますヨ。
そしてこれはアンジェラに限らず、のことですが・・・・・
一般に初心者マークが付けられて紹介されている品種というのは、言い方を変えると『ガーデンローズとして信頼性&完成度の高いバラ』である、というのがうちでの認識。決して『初心者向き=丈夫だけど凡庸で美しさには欠けるバラ』という意味ではありません。また『上級者向き=格上の美麗花』というのも違います。
そもそも何を以って『上級者向け』とされているのかを見ていくと、例えば品種の特性として樹勢が悪い。病気に罹り易い。雨に弱い。突然枯死する・・・等々、健全健康に育てることが困難な品種のことだったりします。もちろん程度の差こそありますが。そしてそういう困難を潔癖に(←ココ重要!)正しく管理&コントロールして、一輪の美花を大切に咲かせることに喜びを感じる方向けのバラ。うちのような混植ガーデン内で自らの生命力を以って光り輝くようなバラは、例えどんなに高雅な気品に満ち溢れていても『上級者向き』とされることはありません。それは単なる『銘花』と呼ばれます(笑)。
ともかくそんなこんなの視点からしてもアンジェラは大好きです♪
庇護対象ではなく、庭主と肩を並べて美しい庭景色を作ってくれる、かけがえのないパートナー。

 

 

【秋バラ】


もちろんよう咲いておられる♪ そして発色の鮮やかさも期待通り!
ちと乱れ気味ですが、秋ですから(笑)。


・・・秋風景を切り取るのは非常に難しい・・・・(腕っ!)ちなみに⇧の画面中央あたりのピンクがアンジェラ。右の赤バラのシュラブはレッドレオナルドダビンチ