プチトリアノン 

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プチトリアノン Petit Trianon

作出:2006年/メイアン(仏)
樹形:半直立性シュラブ(高さ150くらい)
花期:遅咲・繰り返し
花径:大輪
備考:マリーアントワネットが愛したとして有名な、ヴェルサイユ宮殿の庭園にある離宮の一つ。

 

花は大輪で房咲。多花性。ニュードーンよりいくらか濃いめのパールピンク。瑞々しさや透明感を感じさせる色質。
樹は比較的太枝性で伸長力があり、かつよく茂る強健種。
株のボリューム感や主幹の多さからシュラブローズにカテゴライズしましたが、生育期の樹形はブッシュそのもの。もしくは大型のフロリバンダっていえばいいのかな・・・・兎も角そんな感じ(…って、どんなだ)
枝振り自体は直立性なんですが、枝質が比較的しなやかな為、開花時は開帳気味に撓んで横幅のスペースを必要とします。長い花茎が倒れ込む感じが目に余る時は、目立たない程度のサポートをコソッといれることもあります。


⇧は二株あるようにみえてますが一株です。前述通り開帳気味な方なんで。
開帳=倒伏と考えるとデメリットに感じますが、モノは考え様ですヨ。足元が見えないこんもりシュラブ(アジサイみたいな感じ)に比べると、株回りに宿根草を沢山植えたい場合とか、植栽地面のスペースはあまりないけど空間的にはいっぱい咲いて欲しいとかの場合には却って都合がいいのです。場所とらずでかなりのスペースを花で覆ってくれますからね。


そして香りは・・・・残念ながらプチトリアノン自体は微香。でも、
うちでは背後にいる西洋バイカウツギ ‘ベルエトワール’ のおかげでこの周辺一帯は甘ぁ~い香りが立ち込めています。ベルエトワールはたった一輪咲いただけで、通りすがりの足が止まる程。なので知らないお客様はよく「うわぁ~!ここ、凄い香ってるぅ~!え?どれ?このバラ!?」ってクンクンしています(笑)。ごめんなさいヨ~そのコじゃなくて後ろのコ~。

たださ・・・・うちの庭においてこの花が咲いたということは、間違いなく、梅雨が来た!ということで、
バラ プチトリアノン Petit Trianon ベル エトワールいやもう画像見てるだけで雨降ってきそ・・・・否。香ってきそうな感じデスネー(棒)

⇧⇩奥の赤いのはキング。これも梅雨の花。⇩は最早、私の眼にはびしょ濡れなバイアスでしか映らない・・・

バラ プチトリアノン Petit Trianon

一緒に写ってるモーブピンクはクレマのインテグリフォリアのアリョヌシッカ ・・・って舌噛みそ(笑)。クレマなのに絡む気がない、だからといって自分で立つ気もない、というかなり自由な方なので、毎年このバラの枝に何気に挟まって咲くのが定番。たまに挟まり損ねてアサッテのドッカでのたうってます(笑)。


なんかいろいろ写ってますケド・・・・とりあえず⇧画面中央あたりはコーネリア
⇩の赤バラはマイナーフェア(ちなみに⇧にチラ見えしてる赤バラとは別)

 

【秋バラ】

一番花は物量作戦を展開しますが、秋はハッと息を飲むような美形の一輪。秀逸かと。


・・・・ま、なにしろカメラの腕がヘボなので。