ロサ グラウカ

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ロサ グラウカ R. glauca
作出:原種
樹形:大型シュラブ(うちは樹高2M以内で収めてますが多分もっと大きく出来ます)
花期:一季・早咲種の頃から遅咲種の中頃までチラチラ咲いてます
花径:小輪
備考:別名『吉野スズバラ』『ロサ ルブリフォリア』

ガーデン内でシーズン中、頻繁にその名を訊かれるバラがいくつかあります。皆が決まって「あれは?」と気にかけるバラ。派手やかな大輪だからとか、有名ブランドの最新品種だからとかじゃない。特別な求心力。原種ながらこのグラウカも、そういう力を携えたバラです。ロサ グラウカ ルブリフォリア glauca Rosa rubrifolia ヨシノスズバラ

ロサ グラウカ ルブリフォリア glauca Rosa rubrifolia ヨシノスズバラ⇧の奥、ボケボケのピンクはシャクナゲ。その頃には咲き始めます。一斉開花でないので、一ヵ月くらいチカチカと瞬いてる感じ。小輪ながら深色の葉っぱとのコントラストによって遠くからでも眼を惹きつけます。ロサ グラウカ ルブリフォリア glauca Rosa rubrifolia ヨシノスズバラ春から花期の終わりまでの葉色はご覧の通りの赤紫がかった銅葉ですが、夏は青みが増してちょっとブルーベリー色っぽく感じられます。それもまた夏らしくて良いです。ロサ グラウカ ルブリフォリア glauca Rosa rubrifolia ヨシノスズバラ⇧の手前はラプソディインブルーパレード
⇩の奥ではロサ オドラータがエゴの木に引っ掛かってしな垂れてます。ロサ グラウカ ルブリフォリア glauca Rosa rubrifolia ヨシノスズバラ

ロサ グラウカ ルブリフォリア glauca Rosa rubrifolia ヨシノスズバラ葉色もさることながら、自然樹形そのものが美しいのもこのバラの特長。ロサ グラウカ ルブリフォリア glauca Rosa rubrifolia ヨシノスズバラ基本的には御本人に任せておくのがベストですが、大きくなり過ぎた分だけ、休眠期に庭木の剪定の要領で切り戻します。全部一気に切り戻しちゃうと来シーズンは花が咲かないので、古くて腰高になった幹だけを低く(新枝が出て欲しい位置まで)切り詰め、残りの枝はまた来年に。2~3年のサイクルで順次新枝に乗り換えていく感じにするとサイズ感をキープしながら花も楽しむことが出来ます。このやり方は御本人直伝。他の旧枝咲のバラは勿論ですが、ウツギ類もこれでいけます。庭から教わったうちの流儀。ロサ グラウカ ルブリフォリア glauca Rosa rubrifolia ヨシノスズバラ⇧⇩はクレマのロウグチとミケリテ。故意には誘引してませんが、グラウカのシュラブに挟まってるor勝手に絡まってる状態。『ラクして見栄えよく』が庭主のモットーwwロサ グラウカ ルブリフォリア glauca Rosa rubrifolia ヨシノスズバラ
そして忘れちゃいけないのが、この実の美しさ。ロサ グラウカ ルブリフォリア glauca Rosa rubrifolia ヨシノスズバラ
この実は秋には朱色に近いオレンジ色に色付きます。樹形の美しさと相まって風情豊かでとても綺麗。生け花の世界では秋の枝ものとして流通しているのも道理です。但し、
ロサ グラウカ ルブリフォリア glauca Rosa rubrifolia ヨシノスズバラ
但しひとつだけ御注意を。このコ、ちと暑がりみたいで。⇧は7月末の状態ですが、葉っぱが黄色くなり始めてますね。高温障害もしくは生理現象かと思われます。毎年こうです。やがてこの黄色くなった葉は散り始め、半月~1ヶ月足らずの間に株全体が枝とヒップのみの姿になります。葉っぱがどんどん散っていく期間はちと見苦しいので耐えねばなりません。ちなみに一度葉を落とした枝は秋までそのまんま。黒点病で落葉した場合とは違い、再び新葉が茂ってくることはありません。が、病気ではないので樹勢にはまったく影響しません。葉っぱがまったく無くなれば実のついた枝振りそのもの(優雅にアーチングしてる状態)がそれはそれで美しいので、お盆以降はこのコの第二ステージとして楽しむことが出来ます。枝モノ・実モノとして流通してるのはこの状態ですね。ちなみに花の咲かなかった(実のついていない)枝の葉っぱは黄色くならず秋までずっと美しさを保ちます。