オランジェリー

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オランジェリー Orangerie

作出:2015年/コルデス(独)
樹形:大型・半横張性シュラブ
花期:中咲・繰り返し
花径:中輪

 

『・・・・オレンジ色の、コルデス・・・・だ、と!?』という衝撃の瞬間ポチッと(笑)。
他頁でも何度か触れていますが、オレンジのバラって耐寒性の問題が非常ぉ~~~~~に根深くて、今までどんだけ泣き伏してきたか。。。。だけどもう泣かなくていいのね!?歓喜の春を信じていいのね!?
という訳で、春に大苗を購入し、約半年間バックヤードで観察&育成栽培したのち、その年の晩秋に庭デビュー。
ただ、その時点ではそんなに伸びる感じもしてなかったんです。バックヤードでもひたすら沈黙してましたし、確かに商品タグにはツル性とありましたが、タグはタグ、うちではあんまりアテにしてないんで(←寒冷地ならではの事情。むしろドイツやイギリスの栽培データのほうをそのまま教えて!)沈黙を続けるこのコの傍を通りかかるたび、「いいの・・・いいのよ?あなたはあなたの好きなように生きてって頂戴。冬さえ越えてくれるなら、うちは何だってオールオッケーよ?」という、非常に生温かぁ~~い目で(…笑)見守っていた訳なんですけれども。

⇧はバラ期後半の景色。左端にいるのがそう。
デビューしたとはいえ何しろまだまだ御覧の通りなので、花を愛でるよりも「…大丈夫? まだ小さいんだからあんまり頑張らなくていいのよ? それよりちゃんとお日さま当たってる?お隣のベルガモットとかにイジワルされてない?」ってな感じで終始ハラハラと・・・・

っても結論から言えばまったくもって余計なお世話でした(笑)。秋頃ふと気づいたら、もっすごいシュートをガンガンに伸ばした非っ常ぉ〜に逞しきお姿に。。。
結果⇧の翌年が⇩の有様。

景色として少し引きで眺めても⇩な感じ。

ね?すでに堂にいった咲きっぷり。もはや若株として語るのも何だか、デス。

花は・・・まぁ、画像の通りなんですけれども(おい!)ただ、画像でうまく伝わんないだろうこととして補足しますと、大変リアリスティックな風情のバラだと感じています。なんつーかな・・・・詩情とか情感とか色っぽさ華やかさ艶やかさとかは残念ながら専門外。個人的にはそこがちぃ~とばかり物足りなさを感じさせる部分なんですけれども・・・・
とはいえこんなのに御登場されたらうちが今までオレンジ色のバラで散々苦しんで泣き伏してきたのが一体何だったの???って現実味はアリアリ。やっぱコルデス・・・・・・・・・・恐ろしいコ。。。

 

【秋バラ】


もちろん良う咲いておられるw もう何も心配はしない。ってか、ここまできたならいっそオランジェリーとノヴァーリスあたりの交配でシン・カフェ的なの作ってくんないかな(笑)。私きっと間違いなく飛びつくw