ウィリアム モーリス

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ウィリアム モーリス William Morris

作出:1998年/オースチン(英)
樹形:大型・半横張性シュラブ(樹高横幅共に140㎝くらい)
花期:中咲・繰り返し
花径:中輪
交配: Abraham Darby × 実生
備考:イギリスの詩人で、モダンデザインの父に因む。

 

樹全体のサイズ感としてはグラハムトーマスヘリテージよりやや小さい位で、横張り気味に奔放な枝振り。房咲で花数が多い為に全体の花期は長いです。が、後に咲いたものの花径は小さくなりがち。個人的には、枝振りの雰囲気と相まって小振りのほうが好みなんですけどねww

⇧⇩は一番花の咲き始めの頃。この段階なら間違いなく中大輪以上と感じます。


そしてシーズン初めの花は年によって色味にも微妙な差異が出ます。多分・・・開花時の気温かな? でもこの不安定さこそが堪らなく心を惹きつける魅力のひとつだったりして。
イングリッシュローズ ウィリアム モーリス William Morris


⇩奥の赤バラはポールズスカーレットクライマー 斑入り葉ピンクのはタニウツギ
うん・・・・⇧は2021年酷冬越えの影響が多少視えてる画像だな・・・・え?ドコにって? それはね・・・・長~く一緒に暮らしてると、何とはなぁ~く視えてくるものなのさ(笑)。。。


この咲き姿を優雅と言わずして何をや。
イングリッシュローズが他のブランドローズとは一線を画する理由がここにあります。

少しうつむいてふと逸らされた横顔とか、奔放と表現されるしなやかな枝ぶりとか。イングリッシュローズに対して適切な表現かどうか解りませんが、私は・・・・最高にコケティッシュなバラだと感じています。


⇧ムスクマローとかミソハギとか ⇩ではアストランティアとか背後にコモンセージとか


・・・余談なんですけど。アストランティアって私の認識では、放任上等!な宿根草なんですが(2~3年に一度くらいは株分けします)違うんですって? 暖地では栽培上級者向けのお姫様なんですって??? 遠方からいらっしゃったお客様に聞いてびっくり! そっかーーーーー・・・・自分の辛さは自分が一番よく解ってるけど、自分の幸せは自分じゃ解らないものなのね。。。。

デンティべス ⇩は・・・・あー・・・・まぁいろいろ(笑)。

ア シュロップシャー ラッド A Shropshire Lad

イングリッシュローズ ウィリアム モーリス William Morris
おっと、そろそろ・・・・イングリッシュローズ ウィリアム モーリス William Morris⇧⇩背景では西洋梅花ウツギのベルエトワールが満開。ということは庭全体のバラも遅咲き品種がメインになってる頃。はじめに言った通りでウィリアムモリスの花径がかなり小振りになってきました。でも私にとっては、こっからがこの方の真骨頂wwイングリッシュローズ ウィリアム モーリス William Morris

イングリッシュローズ ウィリアム モーリス William Morris⇧のステムのくねくねは、開花中に何度か雨を被った傷痕(笑) 派手なクレマはナデツダ。イングリッシュローズ ウィリアム モーリス William Morris咲き初め頃⇧ 咲き終わり頃⇩ こうしてみるとやっぱり花期は長いですね。⇧ではジャーマンアイリスと一緒だし、⇩では強剪定系の大輪クレマ(ジャックマニーアルバ)と一緒だし。早咲き品種と遅咲き品種、それぞれにかなり重なってる感じ。もちろん一輪だけならすぐにサラッと散っちゃうイングリッシュローズの典型なんですが、これぞ房咲品種の強みってトコロですね。イングリッシュローズ ウィリアム モーリス William Morrisこの咲き姿ゆえに一般的には『暴れる』って評されやすいですが・・・・でも思うんですよ。『思い通りにしよう』とするから『暴れる』んだと思う。どうすれば一番美しい姿か、一番よく知ってるのはいつだってご本人様。(そのかわり冬季はガッツリ切り詰めます♪)

イングリッシュローズ ウィリアム モーリス William Morris個人的にはこういう風情が大好物♪  サポートを入れるなら花の咲く前から予め。咲き乱れてから支柱を入れると自然な美しさは一気に失われます。イングリッシュローズ ウィリアム モーリス William Morris

イングリッシュローズ ウィリアム モーリス William Morris⇧は、終焉の頃。『あぁもうすぐ夏だぁ~』って風情です。ウィリアムモーリスの花も随分小っちゃくなっちゃってるの解ります? 肥料等を調整すれば何とかなるかもしれませんが、このコばっかり面倒見てる訳にもいかないんで、こんなもんだと割り切ってます。それに・・・・私が美しいと感じられたら、この庭ではそれで正解。 って、そんなんじゃダメかしら(笑)?

 

【秋バラ】

ケッコー咲いてます♪ 秋はアプリコットより、コクのある桃色。なんていうか・・・・改めてみると、全然違うけどきっとコーネリアの色味に似てるんだな。。。
⇧シュウメイギク ⇩背景は宿根アスター・・・あ、黒星?いやん、秋は気にしないでぇ~♪
⇧⇩手前で紅葉&黒い実を魅せているのはナツハゼ


株全体でみれば⇧の感じ。画面左側がそう。ちなみに株元近くに見えてる鉢は多分ユリの球根か宿根草の一時避難所。この時庭では来年に向けた植栽整理(株分けやデザイン変更に伴う移植など)でチョー大忙しだったもんで。特にこの年の秋は庭中ありとあらゆるエリアの草花を徹底的に手直ししてたのよね。。。