チャイコフスキー

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チャイコフスキー Tchaikovski

作出:2000年/メイアン(仏)
樹形:大型・半横張性ブッシュ(150㎝以下に収めたい・・・)
花期:若干遅咲・返り咲き
花径:大輪
交配:(Anthony Meilland×Landora)×Centenaire de Lourdes

 

堂々たる大輪でアンティーク風のお顔。
品種の特性として繰り返し咲きではあるものの、繊細な花色は気候条件にかなり影響されます。
ピンクの縁取りが入ったり、アプリコットだったりレモンイエローあるいは殆ど白だったり。だからピエール ド ロンサールに似ている時もあるし、マリーアントワネットジェーンオースチンと見紛うこともある。但しいくら花容が似てても樹姿が違えばまったく別の個性があります。
またセバスチャンクナイプとは花容&樹姿の両方ともが似ていますが(セバス~のほうがちょっとピンク寄りの白で、ツル気味)秋バラを期待するならチャイコフスキーかな。
顔写真だけでは解らないことなので、品種選びやガーデンデザインのご参考になれば。

伸長力があるので、油断してると腰高になりやすいです。しかもゴッツイ棘がビッシリ並んだ太幹だったりするので、見た目的にちょい怖いです。なのでそういうのは冬季剪定でガッツリ低く切り詰めるようにしてます。そうすれば樹の見映えも花付も格段によくなるので。
巷のデータにかなりばらつきがあるみたいですが(FLあるいはHTあるいはGrあるいはシュラブ)うちでは逞しい系のHTとして扱ってます。

バラ チャイコフスキー Tchaikovski

バラ チャイコフスキー Tchaikovski
⇧の奥はフィリスバイド  ⇩の隣はノヴァーリス(右奥はアロハ

   

【秋バラ】


あえての夏剪定をしないティストウの庭では(詳細はこちら)初秋から晩秋まで本当によく咲き続けています。


え・・・・えっと・・・・・⇧は彼女かどうか非常に怪しい・・・だから顔だけ写真を撮るなとあれほど(以下省略) ⇩みたいになってると間違えないのよね。
既出のお隣さんと共に。大輪系の秋バラの中でおそらく最多の花数を誇るツートップ。


もろもろ全部ひっくるめて抒情的。傷みながら朽ちながら、それでもなお健気に一途に。儚げな風情に寧ろ力強さを感じます。