クレール マタン Clair Matin
作出:1960年/メイアン(仏)
樹形:大型・半直立性シュラブ
花期:中咲・繰り返し
花径:中輪
交配:Fashion × ( ( Independence × Orange Triumph)× Phyllis Bide )
備考:『明るい朝』の意
当庭でおそらく最も信頼している品種。切り詰めても、つるとしてもOKで、しかも明るい日陰くらいなら問題なく生育する健康優良児。シュートもわりとまっすぐ上に伸びるので扱い易いです。フィリス バイドの血筋だけあって、咲き終わりにうっすらと紅が乗ります。(もう片親がファッションだそうで、言われてみれば『成程…』って感じ。両親のイイトコドリした典型例みたいなコです)
香りが微香であること以外は、すべてにおいてハイスペックなガーデンローズ。なので、うちが『バラ園をもうひとつ作るなら…』間違いなく一番最初に植えるバラ。
⇧⇩がシュラブローズのブッシュ仕立て全景。視点を変えて撮った同一株なので、⇧でちと邪魔になってるユリが⇩にも写ってます。分かります?
巨大な花束。支柱等もしてないです。シュラブローズの自立した自然樹形仕立てのコツはただひとつ。『冬季剪定に情け容赦はいらない』(笑)
このバラがうちに来た時のこと、今でも覚えてます。段ボールをほどいて出て来た苗は一輪の花付で、その花を見た瞬間、胸がギュ~ッ!としました。夢のような美しさだと思ったんです。そしてこのバラが咲く庭を夢見ました。
あれから10数年経った今でも、シーズン最初の花が咲くたび思い出します。あれはまさしく恋だった。そしてあの時のときめきは・・・・なぁ~んつって(笑)。
でもまぁ実際、そういう特別な出会いってあるじゃないですか。人でもバラでも。
そして主演だけでなく、好感度の高い背景係に徹することも出来る嫌味のなさ。どんなバラとも相性◎ ⇧は聖火。⇩の手前はアレキサンドラルネッサンス。
そしてブッシュ仕立てはもちろん、その気になれば3Mくらい余裕で伸ばせます。なので例えば長いつる2,3本をそのまんま杭かなんかに縛って(もしくはアーチに誘引したりとか)残りは適宜段カットしとくと、下から上までまんべんなく咲いてくれます。
⇧の山吹色はクラウンプリンセスマルガリータ。この2品種は四季咲き性も強いので、お盆頃になる二番花でさえ大満開状態に(;’∀’) もちろん誉められたもんじゃありませんけど、その時期は流石に暑くてさぁ~・・・切り戻しも何もかんも庭仕事なんかやってられるかってんだ!!!(⇦逆ギレです暑いと人格変わるタイプなので) でもこのコ達の場合、それで樹勢が落ちるってこともないので御本人達の好きにして貰ってます。
ちなみに⇩の右端手前の銅葉がクレールマタンの新芽。一番花を切り戻して新たに伸びてきた分がこんな感じ。ちょっとしたカラーリーフ扱いが出来る位に良き色です。ユリはLO系のニンフ。